ここのところ,
海外からの旅行者も増えてきた。

関係はほとんどないが,
弊所もなんとなくグローバル
世界各国からの依頼者がやってくる。
中国,タイ,ベトナム,ネパール,英語圏の人・・

だいたい国選の刑事事件なんだけどな。
たまに外資系企業の相談もあるけど・・

通訳事件は通訳人を手配して接見に向かったり,
打合せをする。
この通訳人という方々
話をしていると結構,面白い。
私の場合は,日本人ではなく外国人に通訳をお願いすることが多い。
細かなニュアンスや俗語にも対応できるのは現地の通訳人。

通訳は機械的忠実に翻訳するのが仕事
しかし,
同郷の被疑者に対して思うところは当然あって言いたいこともあるらしい。
その通訳人の思いは言外に表われる。
通訳人の表情や言葉の抑揚,
接見室ではいろいろと物語が生まれるな,と。

中国語の通訳でお世話になっていた通訳人
久しぶりに帰郷するらしく,
わざわざ事務所に挨拶に来てくれた。
大変熱心な通訳人だった。
商標法のように難解な問題にも取り組んでくれたな。
これは国によって扱いも考え方も違う産業法。扱いの違いを説明するには深い理解が必要になる。
感謝。

聞けば通訳人の故郷は,
山桃とクルミ(山核桃)の産地らしい。
前から話には聞いていたが,
知名度は高くなく,俗化もされていない。
しかし肥沃な土地で毎年山核桃が実を結ぶ。
結構,美味しく事務員さんに評判だった。
現地の人が知る逸品に出会えるのは嬉しい。