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水谷タクシー

少し前に話した記者さんのこと
楽しみにしていた記事の前編ができたらしい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4e3ff23ee8f5e5de0006212fc78afb53600f5ccc

当の本人に早く見せてやりたい。
実刑に処せられた水谷さんがどこの刑務所にいるか,
元弁護人の私にもわからん。
落ち着いたら手紙を送ってくれることになってはいるけど・・

そういえば,
80歳を過ぎた水谷さんは運転免許証の更新を気にしていた。
簡単に再取得する方法があるので,
教えておいたけど・・

出所してからもタクシー運転手として働きたいと言っていた。

彼がタクシー運転手にこだわるのには理由がある。
水谷さんには子がいるらしい。
件の事件以来,会っておらず,どうしているかもわからない。
その子は水谷さんの勤務地から遠くない場所に住んでいるらしい。
もしかしたら,
自分が運転するタクシーに乗って来るかもしれない。
毎日,そう思って水谷さんはタクシーを走らせていた。

理不尽に振り回された人生
生活の中に希望が必要だったのだろう。

話は変わるが,
今日は司法試験の合格発表らしい。
ずいぶん昔のことのように思えるが,
確かに合格した。
先週は受験生らが事務所に遊びに来たので,
卓球してた。
結構いい運動だな。

受験生らが目指している法曹
私はとても面白くやりがいのある仕事だと思う。




戦争と笑い

笑いの大学という映画
ずいぶん前に観たおぼえがある。

話は戦時中
登場人物は面白い作品を紡ぐ作家と世の中に喜は無用と考える検閲官
当時の日本には表現行為の検閲があり,
行政が不適切と考えるものは発表ができなかったらしい。
検閲官は作家が持ち込む喜劇の上演など許すはずもなく,
上演を阻止するため無理難題をふっかける。

作家は何とか検閲をパスしようと作品に手直しを加える。
作家の手直しは検閲官の無理難題を受けて行われる。
作家と検閲官の関心は異なる方向から,
作品に向けられることになる。
両者の強い信念が,結果として作品を磨き,
皮肉なことに作品は面白くなってゆく。
作品の完成度が高まるのだ。

相容れない信念の作家と官吏の間には絆が生まれる。
しかし,逃れがたい戦禍が国を残りなく覆い始めた。
作家の下にも戦地への召集令状が届く。

いつもの取調室。
検閲官は作家へのダメ出しを楽しみにすらしていた。
しかしその日,作家は検閲官に赤紙が届いたことを短く伝えた。
自分の手で上演することができそうにないことも。

すると検閲官は職責を離れ,
生きて帰ってくること,
自分の手で上映すること,
を伝えた。

確かこんな話。
ちょうど映画を見た時期が今時分だったはず。

今日は終戦の日

陣内法律事務所も1周年

事務員さんらが弁護士会の研修に行くらしい。
熱心なことだ。
大阪の弁護士会は事務員研修が充実している。
弊所の常識が大阪弁護士会の非常識だったりしたら困るので,
外部とのつながりは持っておかないとな。

「先生は行かないんですか。研修と委員会。去年の今頃,言ってませんでした?しっかり勉強していかなあかん,って。」
まあ,言うとったやろな。
多分,多分やで・・
このままやったら・・
私はずっと研修と委員会に行かない気がする。
ここは事務員さんらを見習って,
行ってみようか。

開設1年目は暇なはずだった。
しかし,結構忙しかったな。

前の事務所の引継案件
格安で受けた破産の依頼者が引越しして管財人の事務所まで片道2時間超
依頼者の破産で報酬とんだ
報酬踏み倒し
赤字案件が多かった。
でも間違いなく経験にはなってる。
弁護士はトータルできちんと稼ぐことができればよい。
そう思ってやっていくか。

私の近影な。
事務所の近所の人が家で鯛を焼いてきてくれた。
嬉しい。夜食と次の日の朝ごはんにいただきました。
ありがとう。

経費削減のため食事会はラーメン屋の予定だったけど・・
1周年のお祝いを先輩弁護士からもらった。
で、事務員さんらとハタとかカメノテとか食べに行ってきた。
臨時収入で飲み会
そう考えると弁護士も自営業やな。


引き続き,
弁護士陣内優一をよろしくお願いします。

タングステンの憂鬱

くちなしの季節となった。
雑多な都会の中でも,どこからかくちなしの匂いはする。
くちなしは梅雨に花をつける。
そのせいか湿気とくちなしの匂いはセットだな。
確か去年の今頃も同じ匂いがした。

弊所も開業1周年。早いもんだ。
スタッフさんらとささやかなお祝いはするけど,
他は特に変わりはない。
私自身は,スタッフも変わらず働いてくれているので,
満足している。

1周年を記念して職印を新しくすることになった。
理由は忘れたが,職印は1個しかない。
これは結構不便だ。事務方からも言われる。
事務所で保管して使う職印と私が持ち歩く職印が欲しい。

で,事務員Mと話し合った。

私はタングステンカーバイトやサーメットで職印を作ろうと思っていることを伝えた。

事務員Mに指摘された。

なぜ超硬合金?なんか意味あるんですか?
チタンでよくないですか。

やはり難色を示された。
事務員Mが他の選択肢を挙げるときは反対の場合が多い。

そうであっても,
事務員Mは加工ができる会社と交渉してくれている。
ありがたい話だ。

堂島川のこの生き物
見た者に繁栄をもたらすという。
瑞祥,だな。







記者さんとの話

先月は裁判がたくさんあった。
一部はウェブ会議だけど,刑事事件や相手方が弁護士をつけていない場合は出頭する。

特に今月も刑事事件の言渡がたくさんある。
その中で,生活保護の不正受給の事件に関して記者さんから取材を受けた。
どこにでもある国選事件
でも,同じ事件はあるはずもなく,被告人それぞれに人生があるわけだ。

依頼者はかつて誤認逮捕されたことがあるらしい。
私は初回の接見時から聞いていた。
高齢の依頼者なので,老人の与太話だと思って聞いていたけど・・
具体的で迫真性に富み,体験した人でなければ話せない事実を含んでいた。
信用性のある証言の理由すべてがあてはまった。
依頼者は明るく,話が上手い人だった。
私は時間を忘れて聞いていたのだ。

結婚して家庭があったこと
会社を経営して従業員が多数いたこと
重大事件の容疑者として誤認逮捕され大きく報道されたこと
いろんなものを失ったこと・・
尋常を極めた幸福の記憶は,今でも依頼者の煌めく一顆の宝石らしい。
高齢の依頼者は忘れられたくないのだろうな。

裁判でも鬼気迫る形相で話をしていた。
私は自由に言いなはれと言っておいた。
事件との関連性を考えると,
いつ遮られてもおかしくはなかったな。
依頼者本人は満足していたが,
はっきり言ってグダグダだった。

記者が私に話しかけてきたのは,裁判が終わってからだった。
話を聞くと大手の社会部の記者さんらしい。
生活保護の問題を取り上げて記事を書く。
熱心な人だったので事務所に呼んで話を聞いた。
あの人たちは事実を報道するらしい。
しかし,事実の切り取り方には,
記者さんの個性が出る。
人の人生を考えて,
転機を見つけてスポットライトを当てる。
重大事件を報道することより,
ずっと難しいのだろう。
記者さんはそこに重大な意義を感じているようだった。

依頼者による不正受給の動機の部分にかつての誤認逮捕があった。
自分は誤認逮捕でいろいろ失った。
しかし,謝罪はなかったし,何もしてくれなかった。
だから国から金をだまし取っても罰は当たらないと思った。
よくある犯罪の図式だ。
依頼者の年齢は80を超えていた。
彼の人生は誤認逮捕や理不尽という言葉に概括されそうになっていた。
しかし,依頼者の不満はそんなことではない。
忘れ去られることこそが無念なのだろう。

私の話がどれほど参考になったか,
わからんが記事ができるのを私も依頼者も楽しみにしている。

春の足音

気が付けば3月
春寒の風が膝を抱く季節だな。
弊所近くの公園では桜が咲いていた。

私はというと刑事事件で警察署をまわったり,
新しい顧問先を見に行ったり・・
弁護士として好き勝手やっております。
それが許されるのも事務方のおかげです。
気が付けば税務申告も済んでいた。
事務員Mは如才なくやってくれている。

今年は良い習慣を身に着けようとしていたけど・・
実際のところはどうやろか。
早朝接見ぐらいか。
最近は西成署によく行く。
西成警察署はやや独自性が強い。
警察署に入ると署歌が流れていることがある。
西成警察署ソングな。
他に特殊詐欺撲滅体操も公開している。
大阪っぽい感じが好きだな。
特に署歌は気に入った。

なかなかブログの更新もままなりませんが,
これからきちんと情報発信していきます。

1月は過ぎるのが早い

気が付けば,年は明けて通常業務・・
年が明けて劇的な変化はないと思われる。

一応,初詣は行った。
弊所は西天満だから有名な大阪天満宮。
事務所のスタッフさんと行って,
おみくじを引いたら全員が中の下ぐらいの吉だった。
大吉もなければ大凶もない。
面白くねーな。
そのあとは商店街をうろうろ・・
たまに食事会を開いているけど,
西天満はいろいろあって飽きないな。
この土地で開業したのは間違っていないかった。

しっかし,
1月は過ぎ去るのが早い。
解決した事件もあるし新件もある。
流されずに3月まで過ごしていきたいな。
とりあえず抱負でも書いとこか。

目標は専門性を高めることと良い習慣を身に着けること
弁護士やってる以上,
自分にしかできない仕事をしたいと思っております。

遅くなりましたが,
今年もどうぞよろしくお願いたします。

年の瀬の雑感

12月は何となく忙しく感じる。
依頼を受けて一週間後に解決した事件もいくつか・・
やはり早く解決することができると嬉しいな。
しかし,大多数はずるずると年をまたいで続く。

これは致し方ないこと
依頼者のため,がんばっていきますよ。

今日は大阪をうろうろしたけど,
どこに行っても暮れの賑わい,だな。
気が付けば第九が流れて年が明ける。
で,年の初めは早く過ぎていくんだろうな。

今年は弁護士になって3年目
そして独立
独立してとてもよかった。
最近は依頼者や学生さんにホームページを褒められることが増えた。
私のイメージ通りらしい。
せやろ~。
スタッフさんに恵まれたな。
うちの事務所のスタッフは私より秀でているところが,
たくさんある。折に触れて紹介しよう。

私の独立にあたっては,
事務所の大家さんの坂和章平先生と事務員さんに大変お世話になりました。
この場をお借りして厚くお礼を申し上げます。
これからもいろんなことを学ばせてください。

弁護士は研鑽あるのみ。

自分にしかできない仕事をやっていきます。
私と縁のあった人全てが,
今より幸せになりますように。

どうぞよいお年をお迎えください。



大山崎のラスター彩

ある晴れた日
高槻市の大山崎に行った。


ここは有名な大山崎山荘
かつては実業家の別荘,今は美術館
安藤忠雄建築の別棟にはモネやピカソがある。
同氏の建築は採光が巧み
展示される絵画の特性を考えて作られたものだと思ってしまう。
地中の宝石箱,というそうだ。

前に来た時にもあったけど,
新進気鋭のアーティストの作品もあった。
靴やアパレルもあったけど,
螺鈿細工の作品が美しかった。
螺鈿で細かな数字の羅列を作っていた。
石川の若手作家さんらしい。

少し珍しいところでは,
ラスター彩鉢がある。
近づいて眺めるとシャボンのような光沢がある。
言いようのない艶
どこで作られたか,今となっては誰にもわからん。
ただ,この陶器は美しい。
おそらく気候,風土,文化,様々な要因が合わさり,
それらが見事な統治を見せるのだろうな。

あとパルミラの石彫がある。
これは2000年近く前のもの
想像すらできん当時の人や生活が少しだけわかる。
近くで眺めることができるのは眼福というほかない。

そして大山崎山荘の庭園
庭を散歩するという庶民には縁のない世界を楽しむことができる。

今月は尋問が何件かあって,
仕事もぼちぼち・・
私の悲願である忘年会に向けてがんばっていきたいな。

来週から大阪の京橋で法律相談会やります。
興味がある人は来てください。


京橋賛歌(商人の街・京橋中央商店街)

事務員Mと大阪の京橋に行った。
法律相談を開催するらしい。
他人事みたいに言ってるけど,
開催するのはもちろん私だ。

大阪環状線や京阪電車の駅があり,
昔から開けている土地だな。
大阪以外の人もグランシャトーのCMは知っているだろう。

https://www.youtube.com/watch?v=5W0zPH2dP1U

結構,このCMは好きだな。
大阪らしいリズム感
なんとなく漂う享楽
景気がよかった日本の象徴だな。
閉塞感などなく,
人が希望や夢をもって生きていた時代のように感じる。

そんな京橋。

ここは国道1号線できれいに隔てられる。
グランシャトーのある南側と北側
北側の方に京橋中央商店街がある。
昔からある地域の人のための商店街だ。

何年か後に
オフィス併設型のイオンモールができるらしい。
商店街の住民と話をしていて知った。
大型小売店舗の出店は届出制
届出→行政庁に一定の事項を通知するだけ
大型店舗の規制はいろいろと変わった。

昔は大規模な店舗の出店は百貨店法というのがあって許可制だった。
許可制→出店は原則禁止で個別の申請内容によって行政が禁止を解除

許可制から届出制になったのは規制緩和の趣旨
原則禁止の許可より届出の方が規制が緩い。
実際の運用は異なった。
ひと頃は地元の小売業者との協議がまとまらない限り,
届出を不受理とする運用がなされたのだ。
運用の目的は,小規模小売店舗の保護。
既存業者の経営を保護するための需給調整を行っていたのだ。

元々の規制緩和で大規模店舗の自由な出店ができるようになった。
自由な出店が認められると商店街が衰退。
廃業が相次ぎシャッター街になる。
大規模店舗も収益が下がると閉店して別の場所に出店。
行政の側からみると資源の流出と店舗跡地の問題が残る。
大規模店舗は地域より経済合理性だから,
地域に問題を残していったわけだ。

その土地に根付いている人を保護することが,
地域の繁栄につながるということだろう。

今は届出制の下,
大規模店舗は出店しやすい。
収益が継続して見込めるのであれば出店されることになるのだろう。

ただ,ここの商店街には,
大規模店舗に負けない何かがありそうだ。

グランシャトーもほとんどが廃業し,
かつての賑わいはどこかへ行った。

世の中は変わる。まさに生々流転だ。
万物の営みというのは一定のサイクルで繰り返されるらしい。
かつては土地の賑わいが失われることもあった。
そのたびに石碑に刻んで古き良き時代に戻そうとした先人もいた。
大阪の不屈の商魂だな。