年: 2022年

水谷タクシー

少し前に話した記者さんのこと
楽しみにしていた記事の前編ができたらしい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4e3ff23ee8f5e5de0006212fc78afb53600f5ccc

当の本人に早く見せてやりたい。
実刑に処せられた水谷さんがどこの刑務所にいるか,
元弁護人の私にもわからん。
落ち着いたら手紙を送ってくれることになってはいるけど・・

そういえば,
80歳を過ぎた水谷さんは運転免許証の更新を気にしていた。
簡単に再取得する方法があるので,
教えておいたけど・・

出所してからもタクシー運転手として働きたいと言っていた。

彼がタクシー運転手にこだわるのには理由がある。
水谷さんには子がいるらしい。
件の事件以来,会っておらず,どうしているかもわからない。
その子は水谷さんの勤務地から遠くない場所に住んでいるらしい。
もしかしたら,
自分が運転するタクシーに乗って来るかもしれない。
毎日,そう思って水谷さんはタクシーを走らせていた。

理不尽に振り回された人生
生活の中に希望が必要だったのだろう。

話は変わるが,
今日は司法試験の合格発表らしい。
ずいぶん昔のことのように思えるが,
確かに合格した。
先週は受験生らが事務所に遊びに来たので,
卓球してた。
結構いい運動だな。

受験生らが目指している法曹
私はとても面白くやりがいのある仕事だと思う。




戦争と笑い

笑いの大学という映画
ずいぶん前に観たおぼえがある。

話は戦時中
登場人物は面白い作品を紡ぐ作家と世の中に喜は無用と考える検閲官
当時の日本には表現行為の検閲があり,
行政が不適切と考えるものは発表ができなかったらしい。
検閲官は作家が持ち込む喜劇の上演など許すはずもなく,
上演を阻止するため無理難題をふっかける。

作家は何とか検閲をパスしようと作品に手直しを加える。
作家の手直しは検閲官の無理難題を受けて行われる。
作家と検閲官の関心は異なる方向から,
作品に向けられることになる。
両者の強い信念が,結果として作品を磨き,
皮肉なことに作品は面白くなってゆく。
作品の完成度が高まるのだ。

相容れない信念の作家と官吏の間には絆が生まれる。
しかし,逃れがたい戦禍が国を残りなく覆い始めた。
作家の下にも戦地への召集令状が届く。

いつもの取調室。
検閲官は作家へのダメ出しを楽しみにすらしていた。
しかしその日,作家は検閲官に赤紙が届いたことを短く伝えた。
自分の手で上演することができそうにないことも。

すると検閲官は職責を離れ,
生きて帰ってくること,
自分の手で上映すること,
を伝えた。

確かこんな話。
ちょうど映画を見た時期が今時分だったはず。

今日は終戦の日

陣内法律事務所も1周年

事務員さんらが弁護士会の研修に行くらしい。
熱心なことだ。
大阪の弁護士会は事務員研修が充実している。
弊所の常識が大阪弁護士会の非常識だったりしたら困るので,
外部とのつながりは持っておかないとな。

「先生は行かないんですか。研修と委員会。去年の今頃,言ってませんでした?しっかり勉強していかなあかん,って。」
まあ,言うとったやろな。
多分,多分やで・・
このままやったら・・
私はずっと研修と委員会に行かない気がする。
ここは事務員さんらを見習って,
行ってみようか。

開設1年目は暇なはずだった。
しかし,結構忙しかったな。

前の事務所の引継案件
格安で受けた破産の依頼者が引越しして管財人の事務所まで片道2時間超
依頼者の破産で報酬とんだ
報酬踏み倒し
赤字案件が多かった。
でも間違いなく経験にはなってる。
弁護士はトータルできちんと稼ぐことができればよい。
そう思ってやっていくか。

私の近影な。
事務所の近所の人が家で鯛を焼いてきてくれた。
嬉しい。夜食と次の日の朝ごはんにいただきました。
ありがとう。

経費削減のため食事会はラーメン屋の予定だったけど・・
1周年のお祝いを先輩弁護士からもらった。
で、事務員さんらとハタとかカメノテとか食べに行ってきた。
臨時収入で飲み会
そう考えると弁護士も自営業やな。


引き続き,
弁護士陣内優一をよろしくお願いします。

タングステンの憂鬱

くちなしの季節となった。
雑多な都会の中でも,どこからかくちなしの匂いはする。
くちなしは梅雨に花をつける。
そのせいか湿気とくちなしの匂いはセットだな。
確か去年の今頃も同じ匂いがした。

弊所も開業1周年。早いもんだ。
スタッフさんらとささやかなお祝いはするけど,
他は特に変わりはない。
私自身は,スタッフも変わらず働いてくれているので,
満足している。

1周年を記念して職印を新しくすることになった。
理由は忘れたが,職印は1個しかない。
これは結構不便だ。事務方からも言われる。
事務所で保管して使う職印と私が持ち歩く職印が欲しい。

で,事務員Mと話し合った。

私はタングステンカーバイトやサーメットで職印を作ろうと思っていることを伝えた。

事務員Mに指摘された。

なぜ超硬合金?なんか意味あるんですか?
チタンでよくないですか。

やはり難色を示された。
事務員Mが他の選択肢を挙げるときは反対の場合が多い。

そうであっても,
事務員Mは加工ができる会社と交渉してくれている。
ありがたい話だ。

堂島川のこの生き物
見た者に繁栄をもたらすという。
瑞祥,だな。







記者さんとの話

先月は裁判がたくさんあった。
一部はウェブ会議だけど,刑事事件や相手方が弁護士をつけていない場合は出頭する。

特に今月も刑事事件の言渡がたくさんある。
その中で,生活保護の不正受給の事件に関して記者さんから取材を受けた。
どこにでもある国選事件
でも,同じ事件はあるはずもなく,被告人それぞれに人生があるわけだ。

依頼者はかつて誤認逮捕されたことがあるらしい。
私は初回の接見時から聞いていた。
高齢の依頼者なので,老人の与太話だと思って聞いていたけど・・
具体的で迫真性に富み,体験した人でなければ話せない事実を含んでいた。
信用性のある証言の理由すべてがあてはまった。
依頼者は明るく,話が上手い人だった。
私は時間を忘れて聞いていたのだ。

結婚して家庭があったこと
会社を経営して従業員が多数いたこと
重大事件の容疑者として誤認逮捕され大きく報道されたこと
いろんなものを失ったこと・・
尋常を極めた幸福の記憶は,今でも依頼者の煌めく一顆の宝石らしい。
高齢の依頼者は忘れられたくないのだろうな。

裁判でも鬼気迫る形相で話をしていた。
私は自由に言いなはれと言っておいた。
事件との関連性を考えると,
いつ遮られてもおかしくはなかったな。
依頼者本人は満足していたが,
はっきり言ってグダグダだった。

記者が私に話しかけてきたのは,裁判が終わってからだった。
話を聞くと大手の社会部の記者さんらしい。
生活保護の問題を取り上げて記事を書く。
熱心な人だったので事務所に呼んで話を聞いた。
あの人たちは事実を報道するらしい。
しかし,事実の切り取り方には,
記者さんの個性が出る。
人の人生を考えて,
転機を見つけてスポットライトを当てる。
重大事件を報道することより,
ずっと難しいのだろう。
記者さんはそこに重大な意義を感じているようだった。

依頼者による不正受給の動機の部分にかつての誤認逮捕があった。
自分は誤認逮捕でいろいろ失った。
しかし,謝罪はなかったし,何もしてくれなかった。
だから国から金をだまし取っても罰は当たらないと思った。
よくある犯罪の図式だ。
依頼者の年齢は80を超えていた。
彼の人生は誤認逮捕や理不尽という言葉に概括されそうになっていた。
しかし,依頼者の不満はそんなことではない。
忘れ去られることこそが無念なのだろう。

私の話がどれほど参考になったか,
わからんが記事ができるのを私も依頼者も楽しみにしている。

春の足音

気が付けば3月
春寒の風が膝を抱く季節だな。
弊所近くの公園では桜が咲いていた。

私はというと刑事事件で警察署をまわったり,
新しい顧問先を見に行ったり・・
弁護士として好き勝手やっております。
それが許されるのも事務方のおかげです。
気が付けば税務申告も済んでいた。
事務員Mは如才なくやってくれている。

今年は良い習慣を身に着けようとしていたけど・・
実際のところはどうやろか。
早朝接見ぐらいか。
最近は西成署によく行く。
西成警察署はやや独自性が強い。
警察署に入ると署歌が流れていることがある。
西成警察署ソングな。
他に特殊詐欺撲滅体操も公開している。
大阪っぽい感じが好きだな。
特に署歌は気に入った。

なかなかブログの更新もままなりませんが,
これからきちんと情報発信していきます。

1月は過ぎるのが早い

気が付けば,年は明けて通常業務・・
年が明けて劇的な変化はないと思われる。

一応,初詣は行った。
弊所は西天満だから有名な大阪天満宮。
事務所のスタッフさんと行って,
おみくじを引いたら全員が中の下ぐらいの吉だった。
大吉もなければ大凶もない。
面白くねーな。
そのあとは商店街をうろうろ・・
たまに食事会を開いているけど,
西天満はいろいろあって飽きないな。
この土地で開業したのは間違っていないかった。

しっかし,
1月は過ぎ去るのが早い。
解決した事件もあるし新件もある。
流されずに3月まで過ごしていきたいな。
とりあえず抱負でも書いとこか。

目標は専門性を高めることと良い習慣を身に着けること
弁護士やってる以上,
自分にしかできない仕事をしたいと思っております。

遅くなりましたが,
今年もどうぞよろしくお願いたします。