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私の肖像画

暑さがいくらか和らいだ。
夏が暑かったせいか,
清秋の風が優しく感じられる。

私の事務所も特に変わりなく,
4年目を迎えました。
ここのところ,周年記念と忘年会は神戸でやってる。
扱っている事件の関係か,記者さんと話す機会が増えた。
彼彼女らは我々の仕事に関心を持っているから,
いろいろ話をするのは楽しい。

うちの事務所に来たことがある人は知ってると思うけど・・
私の肖像画が無造作に置かれている。
絵は依頼者に報酬として書いてもらったからタダだけど,
額はまさかの6万円ちょっと。
厚意でもらう創作物は質が高い。


あまり意識していないが,今年は美術館にいったりした。
著作権関係の仕事,来たらいいけど。

ちなみにだけど・・
大阪弁護士会のマスコットキャラクターはリーガリュー
会館6階の図書室に棲む珍奇な竜だ。

うちも3作品ほど,
応募したけど入選せんかったな。

キャラクターとしての使用に耐えるよう,
拡大,縮尺,3次元利用を考えたけど・・

4年目
新しい分野にも果敢に挑戦していきたいと思う。

私の事務所も3年目


久しぶりの更新です。
ブログの更新がないことを最近,よく指摘される。
もう少しためになる話も投稿しないとな。

おかげさまで弊所も3年目に突入しました。

これもクライアントさんたちのおかげです。
それと弊所のスタッフさんら。
最近は債務整理がほとんどなく,
民事事件,行政事件,その他が増えてきました。

扱ったことがない分野の依頼もありますが,
今のところきちんと処理することができているはず。
私を信じて依頼してくれた方にきちんと応えるようにいたします。
いつかは終わりますから,
ぼちぼちやっていきましょう。

扱ったことがない分野の依頼や仕事
これは弁護士限らず,専門職では必ず直面する問題
避けて同じ事件をやり続ける方が効率もよく楽だけど,
いろいろと挑戦する方が楽しい。
果敢に挑戦するかしないかで,
10年後の仕事は確実に変わってくる。

今年もいろいろと新しい分野に挑戦していきたい。

今年の事務所周年記念は神戸でやった。
お祝いすることができたことに感謝したい。

旬の物を食べるのがいいな。




甲とかAとか

1月は過ぎ去るのが早いな。
年明け早々に訴訟や協議を開始したり,
事件がいったん終わったり・・
長く続きそうな紛争もいつかは終わると思いたいな。

年始一番の民事訴訟は1枚10万円の収入印紙をべたべた貼りまくった。
裁判所に郵送すればよいのだけど,
何となく私が裁判所に持って行った。
私は気が小さい。
証拠の写しも今回は自分で作った。
民事訴訟だと甲1号証,甲2号証・・
ゴム印でぺたぺた押してな。
事務方がやりますと言ってくれたけど,
何となく自分でやった。
やはり私は気が小さい。

証拠の写しもいろいろ。
協議や保釈請求書は資料1,資料2・・
(他の事務所は知らん)
刑事事件は弁1号証,弁2号証・・
医療過誤だと甲A1号証,甲A2号証・・

最近知ったのは刑事損害賠償命令の申立(令和5年(損)第●●号となる。)
受けていた刑事事件の被害者が被害者参加代理人を通じて,
刑事損賠賠償命令を申立てた。
判決の言渡後に第1回期日が開かれる。
私の場合は被告人側なので,相手方だ。
証拠を提出する場合は,B1号証,B2号証・・となるらしい。
申立人側はA号証

弁1号証は頻繁に使うからゴム印を作る予定だけど,
B号証は手書きで行くか。

やはり扱ったことがない分野の依頼もくる。
私は経験では他に劣るところがあるが,
優るところも結構ある。

その一つが事実関係の正確な理解,だ。
裁判官に尋ねられても,だいたい即答。
これは依頼者との意思疎通にかかっている。
これからも心がけたい。

今年もよろしくお願いします。




年の瀬雑感


歳をとればとるほど,
1年経つのが早い。
ちょっと前に司法修習が終わって,
弁護士登録をしたと思ったらいつの間にか事務所を開いてる。
たいした準備をせずに事務所を開設したけど,
何とかなっている。
クライアントさんと事務局のおかげだ。
来年の目標は何にしようか。

大阪の台所黒門市場も暮れの賑わい。
ほぼコロナ前だ。

これは世の中がコロナ前に戻っている,
というわけではないらしい。
これからの日本はどのような法則や原理が働いて,
どこに向かうんやろか。
楽しみではある。


弁護士である自分には,
人を良い方向に変える力があると信じたいな。

どうぞよいお年をお迎えください。

月鍋


今年も残すところ,
1か月。寒くなってきた。

顧問先から仕事がきたり,
依頼を受けている事件を進めたり,
それなりに充実している。
刑事事件を多く受けているけど,
最近は被害者が代理人を付けて参加する事件も多い。
弁護人の重要な役割の一つに被害弁償があるけど,
話を進めやすくなったと思う。

先日は早めの忘年会に。
所帯持ちの人の12月が忙しいらしい。

去年に引き続き,
ツキノワグマか何かを食べに行った。
11月は皆既月食もあったしな。

さてさて,
私も12月,しっかりがんばっていこう。


山核桃の里


ここのところ,
海外からの旅行者も増えてきた。

関係はほとんどないが,
弊所もなんとなくグローバル
世界各国からの依頼者がやってくる。
中国,タイ,ベトナム,ネパール,英語圏の人・・

だいたい国選の刑事事件なんだけどな。
たまに外資系企業の相談もあるけど・・

通訳事件は通訳人を手配して接見に向かったり,
打合せをする。
この通訳人という方々
話をしていると結構,面白い。
私の場合は,日本人ではなく外国人に通訳をお願いすることが多い。
細かなニュアンスや俗語にも対応できるのは現地の通訳人。

通訳は機械的忠実に翻訳するのが仕事
しかし,
同郷の被疑者に対して思うところは当然あって言いたいこともあるらしい。
その通訳人の思いは言外に表われる。
通訳人の表情や言葉の抑揚,
接見室ではいろいろと物語が生まれるな,と。

中国語の通訳でお世話になっていた通訳人
久しぶりに帰郷するらしく,
わざわざ事務所に挨拶に来てくれた。
大変熱心な通訳人だった。
商標法のように難解な問題にも取り組んでくれたな。
これは国によって扱いも考え方も違う産業法。扱いの違いを説明するには深い理解が必要になる。
感謝。

聞けば通訳人の故郷は,
山桃とクルミ(山核桃)の産地らしい。
前から話には聞いていたが,
知名度は高くなく,俗化もされていない。
しかし肥沃な土地で毎年山核桃が実を結ぶ。
結構,美味しく事務員さんに評判だった。
現地の人が知る逸品に出会えるのは嬉しい。

水谷タクシー

少し前に話した記者さんのこと
楽しみにしていた記事の前編ができたらしい。

「金よりも国への恨みはらすため」生活保護不正受給の被告”34年前の『爆殺事件』”で「人生変わった」~司法記者がみたある男の半生(後編) | コラム | MBSニュース

当の本人に早く見せてやりたい。
実刑に処せられた水谷さんがどこの刑務所にいるか,
元弁護人の私にもわからん。
落ち着いたら手紙を送ってくれることになってはいるけど・・

そういえば,
80歳を過ぎた水谷さんは運転免許証の更新を気にしていた。
簡単に再取得する方法があるので,
教えておいたけど・・

出所してからもタクシー運転手として働きたいと言っていた。

彼がタクシー運転手にこだわるのには理由がある。
水谷さんには子がいるらしい。
件の事件以来,会っておらず,どうしているかもわからない。
その子は水谷さんの勤務地から遠くない場所に住んでいるらしい。
もしかしたら,
自分が運転するタクシーに乗って来るかもしれない。
毎日,そう思って水谷さんはタクシーを走らせていた。

理不尽に振り回された人生
生活の中に希望が必要だったのだろう。
親と子の絆や関係は不思議だ。
会うことはなくても,
つながりを感じることはできるらしい。

話は変わるが,
今日は司法試験の合格発表らしい。
ずいぶん昔のことのように思えるが,
確かに合格した。
先週は受験生らが事務所に遊びに来たので,
卓球してた。
結構いい運動だな。

受験生らが目指している法曹
私はとても面白くやりがいのある仕事だと思う。




戦争と笑い

笑いの大学という映画
ずいぶん前に観たおぼえがある。

話は戦時中
登場人物は面白い作品を紡ぐ作家と世の中に喜は無用と考える検閲官
当時の日本には表現行為の検閲があり,
行政が不適切と考えるものは発表ができなかったらしい。
検閲官は作家が持ち込む喜劇の上演など許すはずもなく,
上演を阻止するため無理難題をふっかける。

作家は何とか検閲をパスしようと作品に手直しを加える。
作家の手直しは検閲官の無理難題を受けて行われる。
作家と検閲官の関心は異なる方向から,
作品に向けられることになる。
両者の強い信念が,結果として作品を磨き,
皮肉なことに作品は面白くなってゆく。
作品の完成度が高まるのだ。

相容れない信念の作家と官吏の間には絆が生まれる。
しかし,逃れがたい戦禍が国を残りなく覆い始めた。
作家の下にも戦地への召集令状が届く。

いつもの取調室。
検閲官は作家へのダメ出しを楽しみにすらしていた。
しかしその日,作家は検閲官に赤紙が届いたことを短く伝えた。
自分の手で上演することができそうにないことも。

すると検閲官は職責を離れ,
生きて帰ってくること,
自分の手で上映すること,
を伝えた。

確かこんな話。
ちょうど映画を見た時期が今時分だったはず。

今日は終戦の日

陣内法律事務所も1周年

事務員さんらが弁護士会の研修に行くらしい。
熱心なことだ。
大阪の弁護士会は事務員研修が充実している。
弊所の常識が大阪弁護士会の非常識だったりしたら困るので,
外部とのつながりは持っておかないとな。

「先生は行かないんですか。研修と委員会。去年の今頃,言ってませんでした?しっかり勉強していかなあかん,って。」
まあ,言うとったやろな。
多分,多分やで・・
このままやったら・・
私はずっと研修と委員会に行かない気がする。
ここは事務員さんらを見習って,
行ってみようか。

開設1年目は暇なはずだった。
しかし,結構忙しかったな。

前の事務所の引継案件
格安で受けた破産の依頼者が引越しして管財人の事務所まで片道2時間超
依頼者の破産で報酬とんだ
報酬踏み倒し
赤字案件が多かった。
でも間違いなく経験にはなってる。
弁護士はトータルできちんと稼ぐことができればよい。
そう思ってやっていくか。

私の近影な。
事務所の近所の人が家で鯛を焼いてきてくれた。
嬉しい。夜食と次の日の朝ごはんにいただきました。
ありがとう。

経費削減のため食事会はラーメン屋の予定だったけど・・
1周年のお祝いを先輩弁護士からもらった。
で、事務員さんらとハタとかカメノテとか食べに行ってきた。
臨時収入で飲み会
そう考えると弁護士も自営業やな。


引き続き,
弁護士陣内優一をよろしくお願いします。

タングステンの憂鬱

くちなしの季節となった。
雑多な都会の中でも,どこからかくちなしの匂いはする。
くちなしは梅雨に花をつける。
そのせいか湿気とくちなしの匂いはセットだな。
確か去年の今頃も同じ匂いがした。

弊所も開業1周年。早いもんだ。
スタッフさんらとささやかなお祝いはするけど,
他は特に変わりはない。
私自身は,スタッフも変わらず働いてくれているので,
満足している。

1周年を記念して職印を新しくすることになった。
理由は忘れたが,職印は1個しかない。
これは結構不便だ。事務方からも言われる。
事務所で保管して使う職印と私が持ち歩く職印が欲しい。

で,事務員Mと話し合った。

私はタングステンカーバイトやサーメットで職印を作ろうと思っていることを伝えた。

事務員Mに指摘された。

なぜ超硬合金?なんか意味あるんですか?
チタンでよくないですか。

やはり難色を示された。
事務員Mが他の選択肢を挙げるときは反対の場合が多い。

そうであっても,
事務員Mは加工ができる会社と交渉してくれている。
ありがたい話だ。

堂島川のこの生き物
見た者に繁栄をもたらすという。
瑞祥,だな。